健やかな肌のPH値は弱酸性
健やかな肌を保つためにはPH値が大きく関わってきます。
PH値とは、その液体が酸性なのかアルカリ性なのかを表す尺度です。
数値は1〜14までの値となり、7が真ん中で「中性」といいます。
PHが7より小さいと「酸性」、7より大きいと「アルカリ性」となります。
皮膚のPH値は、皮脂膜の値によって表されます。
皮脂膜は皮脂と汗が混ざりあってできている「天然の保護膜」とも呼ばれており、肌を外部の刺激から守る役割があります。
健康な肌の皮脂は、PH値が4.5〜6.0の弱酸性に保たれており、その状態をキープすることでバリア機能を維持し、潤いを保つことができています。
ですが肌が乾燥していたり、刺激に弱く敏感な状態になっていたりすると、このPH値のバランスが乱れやすくなってしまいます。
これからの季節は汗をかきやすくなるため、特に要注意!
汗のPH値は5.7〜6.5程度の弱酸性に保たれていますが、たくさん汗をかくと汗のPH値が上昇し、アルカリ性に傾きます。
また皮膚の表面に吹き出た汗は蒸発して水分が失われるため、より一層PH値の高いものとなり、肌にとっては強い刺激となってしまいます。
それにより炎症や湿疹が出やすくなってしまうため、汗をかいたらすぐに汗を拭き取り、お肌を清潔な状態に保つことが大切です。
また肌が中性〜弱酸性になると、黄色ブドウ球菌などの「悪玉菌」が増えやすい環境にもなってしまいます。
黄色ブドウ球菌は、通常は皮膚の表面や皮脂腺などに存在しており、肌が健康な状態であれば悪さをしませんが、アルカリ性になると増殖し、肌荒れや炎症を引き起こします。
さらに肌がより乾燥して紫外線のダメージを強く受けるようになると、シミやくすみ、シワなどができやすい状態に…。
つまり、肌のPHのバランスが崩れると、老化がどんどん進んでしまうことにつながってしまいます。
健やかな肌は、毎日の正しいスキンケアから。
同じ化粧品を1年中使い続けているお客様はいらっしゃいませんか?
衣替えをするように、季節に合わせてお化粧品も切り替えることで、お客様の肌を常に最高の状態でキープすることができますよ♡