INTERVIEW 開発インタビュー
創業者と製造担当者がT’s Kissコスメティックのプラセンタ製品の開発エピソードやこれまでの軌跡についてのインタビュー。
福井県鯖江市にてエステティックサロン「T’s Kiss」を運営する弊社株式会社CMSは、お客様が自宅で高品質な肌のメンテナンスを行えるよう自社化粧品「T’s Kiss COSMETICS」の開発も行っています。
T‘s Kiss COSMETICSは、全国約280カ所のエステティックサロンで取り扱っていただいている人気の基礎化粧品であるにもかかわらず、小売店販売や通信販売を一切行っていないサロン専売品。
今回はそんなT‘s Kiss COSMETICSの生みの親である弊社代表取締役・祖父江利光(以下、祖父江)と、その開発に深く関わってくださっている化粧品製造会社・株式会社DMAの志野雅人さん(以下、志野)に、T’s Kiss COSMETICSがどのように生まれたのかをうかがいました。
T’s Kiss COSMETICSというブランドが誕生したのはいつですか?
祖父江:初めて商品が完成したのは17年ほど前です。30年前にプラセンタに出会い、その成分に魅了されていた私は、論理的なこだわりのもとプラセンタを主軸とした化粧品を開発しました。初期は数種類の基礎化粧品のみでしたが、今はその種類も増えてきています。長年化粧品開発に携わっていると、世に出た化粧品が廃番になっていくのをよく目にしますが、我が社では基本的に一度開発したものを廃番にするということはありません。それほどまでに緻密にこだわった作っている化粧品であり、心から自信を持ってお届けできる商品です。
そもそもなぜ自社で化粧品を開発しようと思ったのでしょうか?
祖父江:私は約30年前から男性エステティシャンとして現場に立っているのですが、当初からエステでのメンテナンスと、お客様のセルフケアにズレが生じていることを感じておりました。肌に悩みがあるお客様が月に数回エステに来れたとしても、大半の日は自宅でのお手入れになりますよね。そうすると次回の来店までに整えたお肌が元に戻ってしまうんです。そのズレを埋めるために安心・安全で品質の良いものを、毎日惜しまず使える価格で提供できる化粧品が必要だと考えました。しかし、仕入れの化粧品では想像以上に私が納得できる化粧品が見つからず、お客様の悩みに最大限お応えすることが難しい。そこから化粧品開発に乗り出したんです。
納得できる化粧品が見つからなかった理由を具体的に教えていただけますか?
祖父江:一般の方にはなかなか理解できないかもしれませんが、現在の薬事関係の表記や流通というのは不思議な部分が多いのです。例えば「高濃度」と書いている美容液に有効成分が1%前後しか入っていないなんていうのは当たり前。割合が多い順に書かれている成分表記を見ると“水”が一番上にくるんです。流通システムによってそれを良しとしてしまう業界なんですよ。なんだか怪しく思えませんか?一番大事なのは、お客様の肌の悩みを解決できるかどうか。そのために品質や成分にとてもこだわっていたので、通常の仕入れ化粧品では納得できなかったですし、今でも製造会社にはかなり細かい部分を突き詰めて説明を求めるんです。とても面倒な取引先だと思いますよ。
そこで出会ったのが志野さんだったと。
祖父江:はい。化粧品を開発する上で一番難しかったことが信頼のおける製造会社やその担当者と出会うことでした。志野さんにはどんなに説明を求めてもしっかりと返してくれ、その内容が理にかなっているんです。
志野さんも高い期待に応えるのは大変だったのでは?
志野:正直なことを言うと、祖父江様が求められることはかなりレベルが高いです。自社で化粧品を開発しているサロンさんというのは元々母数が少ないのですが、中でも祖父江様のようにかなり勉強をされ、知識をもって細かな部分まで実直にこだわっている方というのはほとんど聞いたことがありません。ただ、そのこだわりも筋が通っているので、私たちはそこに真剣に向き合っているだけなんです。我が社でも様々な化粧品開発に携わってきましたが、開発した化粧品が廃番にならないというのも製造側としてはやりがいにつながっています。
T’s Kiss COSMETICSの主軸であるプラセンタとはどういう成分なのですか?
志野:プラセンタは英語で胎盤を意味します。母体の中で赤ちゃんの命を維持し、大きく成長させる臓器というだけあり、哺乳動物にとってあらゆる重要な働きをするのですが、美容業界でいうプラセンタは、胎盤からその栄養素や成長因子を抽出したもので、肌を修復したり再生させたりする効果が期待できる成分です。
現在、T’s Kiss様の商品にご利用いただいているプラセンタは「非変性細胞®︎生プラセンタ」と言いまして、通常のプラセンタと比べ、抽出までの工程や商品にする際の過程が全く異なります。プラセンタは豚が出産した際に落ちる胎盤から摘出するのですが、通常は分娩から数日経過した胎盤を使うことも少なくありません。それでは腐敗が進んでしまうため、我が社では協力してくださるごくわずかな養豚場と契約し、分娩から3時間以内の胎盤を急速冷凍して利用できるシステムを構築いたしました。また、成長因子の圧倒的な効果を維持するため、加熱処理・加水分解処理をしておりません。特に、無加水抽出により、一般的なプラセンタ商品には実現できない領域の高濃度なエキスの化粧品を開発できるようになったのです。「生プラセンタ」をうたう他社商品が最近でてきましたが、本物の一番煎じは、T's Kiss様の本商品。内容とクオリティは、我が社最高商品と自負しています。
せっかくそんな高品質な化粧品を開発したのに、なぜサロン専売のみなのでしょうか?
祖父江:今志野さんがおっしゃった通り、我が社の化粧品は一般的な商品と成分濃度が全く異なります。濃度が高いということは、その分正確な使い方をお客様に伝える必要があるということ。そこで肌のプロである我々が、それぞれのお客様の悩みや症状をしっかりと確認し、どの商品がその方の肌に合っているのか、ご自宅で使う際はどういった使用方法なのかを丁寧にお伝えすることで、元々質の高いプラセンタの有効成分をベストな状態で肌へ届けられるのです。カウンセリング・化粧品・美容機器・スタッフの技術のどれが欠けても成り立たないため、しっかりと管理が行き届くサロン専売という手段をとっています。
質が良く、さらに低価格であることもこだわりだとか。
祖父江:はい。セルフケアはなんといっても続けることが大切。質は良いけど高級な化粧品というのも多くありますが、一度背伸びをして購入したとしても化粧品は使ったらなくなってしまいますから。それならば手が出しやすい価格で長く使ってもらう方が、肌に悩んでいる人にとって幸せだと思うんです。常に悩んでいる方のベストを考えお客様の満足度を上げていくことで、現在は卸先も含め多くのお客様にご使用いただけるようになりました。サロンにもたくさんのお客様が足をお運びいただいています。だからこそ弊社の化粧品は高い原価率でもご提供できているというわけです。
今後のT’s Kiss COSMETICSの展開はどのように考えていらっしゃいますか?
祖父江:私は、一度完成した化粧品はそれで終わりではなく、常にブラッシュアップしていくべきだと考えています。私の現場主義的な考え方とサロン専売という強みを生かして、お客様やサロンスタッフからの声を常に吸い上げ、志野さんの扱う技術と共に着実に進化していきたいと考えています。
※弊社商品の類似品や非変性細胞®︎表記のない生プラセンタにはご注意下さい。
肌のプロがこだわり抜いた価値ある化粧品を、
暮らしに取り入れやすい価格で。
並々ならない想いのもと開発された「T’s Kiss COSMETICS」と、その大きな特徴である「非変性細胞®︎生プラセンタ」。プラセンタの持つ肌のリペア力と、それを最大限に活かすため構築された製造システムが、お客様と本気で向き合いたいというサロンとタッグを組むことで、現在までも人々の深い肌悩みを数多く解決に導いてきました。
悩みに真摯に寄り添う想いと骨惜しみしないやり方で、今後
も「T’s Kiss COSMETICS」は成長し続けます。
OUR PLACENTA 私たちのプラセンタ
こだわりの独自工程で創る
T’s Kissの非変性細胞®︎生プラセンタ
私たちは25年以上の時間をかけてこだわり続け、研究・開発・改良を重ねてきました。
T’s Kiss至高のプラセンタ製品は、「非変性細胞®︎生プラセンタ」として、商標登録を行っております。独自の製法で自信を持ってお届けできる私たちだけの特別なプラセンタです。